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大天使ミカエルのメッセージと守護(3) [引き寄せの法則 小説]

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この数分間でありとあらゆるスピリチュアルな言葉が飛び出たように思う。

「それで、大天使ミカエルのメッセージが“アセンションの意味を人々が悟った時、真の平和と自由が訪れる”って感じです!チャネリングもどきと、オーラを使った自作のカードリーディングで知りました」
「おお、素敵なメッセージですね」
「でしょ?それで、一度は諦めたんですけど、やっぱり大人たちが作り上げた古い考えや、生きづらい世の中をどうにかしたいって思ったんです。同じように苦しんでるインディゴチルドレンや他の子供達の心を癒したい、力になりたい」

そう言いながら制服のシャツの袖をまくると、左手を私に差し出すように見せてきた。

「ずっと前に自分で切りました。これが私の古い世界の現実です。これを…変えたい」

左手首のリストバンドを見て意味を知り、息が詰まるような、胸の奥が締め付けられるような感覚に苦しくなる。彼女の色んな想いを感じて、気を抜くと涙が出そうだ。
だけど、今ここで私が悲観的になるわけにはいかない。
沖田さんを思い出し、静かに深呼吸してから細い手を両手で包むようにして握った。

「…辛かったですね。でも、もう大丈夫ですよ。綾香ちゃんは天使に見守られています」
「えっ?」
「さっき言うタイミング逃しちゃったんですが、実は来た時からずっと貴方の傍にいました」
「マジっ!?」

綾香ちゃんは目を見開いて驚きつつ、部屋の中を見渡す。

「そこです。後ろに立ってます」

天使の反対側を向いていたので、彼女の右肩の後ろを指差した。
普通見えない存在が自分の後ろにいると言われたら怖がりそうなものだが、天使ということもあってか、綾香ちゃんの横顔はすごく嬉しそうだ。

「大天使ミカエル…なの?」

その問い掛けに、しばらくじっとしていた天使、ミカエルさんが微笑みを浮かべて頷いた。

「そうみたいです。優しく笑って頷いてます」

答えを伝えると綾香ちゃんの大きな瞳からポロポロと涙が零れ始めた。

「私、小さい頃から天使が大好きで…守護天使を聞いた時に大天使ミカエルってメッセージが出た時はすごく嬉しかった。でも、心のどこかでは信じられない自分もいて…だから見える人に探してもらおうって…、っ」

時折言葉を詰まらせ、ハンカチで目元を覆いながら天使のことを語る綾香ちゃん。
私は言葉一つ一つに耳を傾け、相槌を打ちながら話を聴く。ミカエルさんは、その様子をただ黙って優しく見守っていた。


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