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大天使ミカエルのメッセージと守護(4) [引き寄せの法則 小説]

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普通の人には見えないものが見えるというのは、良い事もあれば悪い事もある。
綾香ちゃんは家族や友達といても、いつも孤独を感じていたという。だからこそ彼女を守護する大天使ミカエルを通じて、魂の繋がりを求めていたのかもしれない。

「晴花さんにお願いがあります」
「ん?」

泣いてスッキリしたのか、晴れやかな表情を浮かべた綾香ちゃんは私の目を真っ直ぐ見つめた。

「ここで働かせてもらえませんか?お給料はいらないので」
「と言うと…綾香ちゃんも傾聴サービスをやりたいんですか?」

思いもよらぬお願いに驚いたが、とにかく彼女の話を聴くことにした。

「傾聴というか、晴花さんと一緒に人の心を癒す仕事をやってみたいって思ったんです。他のアルバイトとか、企業に就職するよりヒーリングのお仕事に興味があって、オーラが見えるから何かサポートできるんじゃないかなと…。とにかく、大天使ミカエルのメッセージを実行に移したいんです」

一度ミカエルさんが立っている方を振り向き、真剣に語る綾香ちゃんの姿が数か月前の自分と重なって、心から応援したくなった。

「じゃあお願いします。お給料はちゃんと払いますので」

返事をすると綾香ちゃんは嬉々として目を輝かせる。

「本当ですか!?ありがとうございます!あっ、でもお給料は本当に…」

目の前の少女には遠慮やお金のブロックがあるのか、すぐに眉尻を下げて困ったような表情を浮かべた。
そこで、沖田さんが私に話してくれたようにお金もエネルギーだということを伝える。
最初は時給制で話を進めたのだが、綾香ちゃんの希望で出来高制になった。オーラ診断に指名が入った時だけ報酬を支払うということで落ち着く。

「値段は綾香ちゃんが自由に決めていいですからね」
「あの、私もタキオカルハの傾聴サービスみたいにお客さんに決めてもらいたいです」

料金システムまで私と同じ考えの様で思わず微笑んだ。
その後も、クライアントさんの為にこんな風にしたら良いんじゃないかとか、今後のことを語り合っている内に窓の外はすっかり暗くなっていた。時計を見てから時間は大丈夫かと問えば、綾香ちゃんは慌てた様子で立ち上がった。

「そろそろ帰らないとでした!」
「じゃあ家まで送って行きます」
「あっ、大丈夫です。すぐ近くだし自転車で来たので」

ならば家の前まで見送ろうと、綾香ちゃんに続いて玄関を出た。後からミカエルさんも付いてくる。

「じゃあ予約が入ったら連絡します。気を付けて帰って下さいね」
「はいっ。晴花さんありがとうございます」

綾香ちゃんは笑顔で手を振り、自転車のハンドルを握ると軽快にペダルをこいでいく。道を照らす街灯の明かりは、まるで彼女を祝福しているようだった。
ゆっくりと羽を広げ、後を追うように飛んでいくミカエルさんを見送ってから、私も家に戻るべく玄関の扉を開ける。

「うわっ、びっくりした」

そこには綾香ちゃんと一緒に帰ったはずのミカエルさんが立っていて、驚きのあまり声がひっくり返った。


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大天使ミカエルのメッセージと守護(2)

大天使ミカエルのメッセージと守護(3)

⇒大天使ミカエルのメッセージと守護(4)※このページ

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